ニックネーム:しのしの
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バイオグラフィー
2010年10月24日(日)
映画"レスラー"よいとこ
レスラー(2008年アメリカ)

昨年のアカデミー賞主演男優及び助演女優にノミネートされた
ことだけはある、素晴らしい作品をCATVにて観賞。
近年、漢の生き様をもっとも過酷にも美しく描いた映画では
ないかと思っております。

●かいつまんだお話
80年代一世を風靡したスターレスラーの(ミッキー・ローク演ずる)
ランディも、全盛期から20年経た今はスーパーでバイトをしつつ
細々とプロレスを続ける日々を送っていた。
そんな中長年の薬物使用による心臓発作によりレスラー引退を
余儀なくされる。
人生の再出発を図るため、疎遠だった娘とコンタクトをとり、
家族の営みを得ようするのだが・・・。

●よいとこベスト3
1)とにかくミッキー・ロークのドキュメント?というくらい、
  生々しくも過酷な映像が愛おしい!
  嘘も偽りもない世界に入り込んでしまうのであった! 

2)思うとおりにはならない、そう分かっていてももがいて
  しまう人生。
  あの頃の輝きを求め、全てをそれに賭ける生き様を
  多くを語らず描いたシナリオ&演出に拍手!

3)ある意味プロレスの内情暴露にもつながる舞台裏を披露
  しているのだが、それを超えるプロレスに対して愛がある
  人々によって構成された場面場面がホントぐっときます!

監督がミッキー・ロークの主演だけは絶対譲らなかったから
このような傑作が世に出たのだと、確信できる内容でした。



▲昨日の延長線上で、浅草六区入り口付近から臨む、天空に
 伸びつつある東京スカイツリーなり。G10にて撮影。
2010-10-24 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年10月21日(木)
映画"デス・レース"よいとこ
デス・レース(2008年アメリカ)

今から35年前の映画、デスレース2000年のリメイクである本作、
モータルコンバット、バイオハザード等ゲーム系アクション
映画で著名なポール・W・S・アンダーソン監督により、今風な
映像にて復活!
尚、ロジャーコーマンも制作総指揮に名を連ねております。

●かいつまんだお話
時は2012年、経済破綻したアメリカでは民営化した刑務所にて
武装した車によるサバイバルレース、通称"デスレース"の
中継にて利益を上げていた。
そんな中、妻殺しの汚名を着せられ服役させられたジェンセンは
志望したフランケンの代わりにレースを勝ち抜けば釈放との
取引を刑務所の女所長から持ちかけられ、サバイバルレースに
参戦することに。

●よいとこベスト3
1)現代の車を割とリアル目にバトルカーとして改造し、
  それらによるしっちゃかめっちゃかな戦闘シーンが
  タマりません!
  マッドマックス2を彷彿させる映像に、結構手に汗
  握らせてもらいました!

2)TVゲームからインスパイアされたと思われる、ルールや
  仕掛けが随所に盛り込まれており、思わずニヤっと
  させられるところが良かった!

3)主人公を含めレーサー?の漢たちはマッチョな肉体を
  披露し、かたやナビゲーターのギャルたちは見事な
  プロポーションを魅せてくれます!
  まぁ一応お話的必然性はあるのですが、ともかく
  マシンと肉体美は比例するのだな、と云うことを
  否応なく分からせてくれた次第かと。



▲某スーパーにて199円で売っていた427コブラミニカー。
 6.5pほどですが、そこそこに良く出来てます。G10にて撮影。


2010-10-21 23:59 | 記事へ | コメント(2) |
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2010年10月19日(火)
映画"嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん"よいとこ
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2011年日本)

今年5月にマイカーがエキストラ出演した、この映画の
試写会に本日行って来ました。
原作の方はまだ読んでませんが、映画化にあたり、難しい
テーマをきちんとまとめ上げた面白い内容であったと思います。

●かいつまんだお話
(映画設定では)10年前に誘拐監禁された御園マユ通称
(まーちゃん)は、その悲惨な状況により心が壊れ、誰とも
打ち解けずやる気のない日々を過ごしていた。
そこに同じく10年前に監禁されたみーくんが
マユの前に現れ、彼女を守ることを誓う。
というのも最近まーちゃんが住んでいる地域で、子供の
失踪事件や女性ばかりを襲う殺人事件が多発しているからで
あった。
だがみーくんはまーちゃんの住むマンションの一室で、
失踪した師弟が閉じ込められているのを発見し・・・。

●よいとこベスト3
1)主役の染谷将太と大政絢が作品の雰囲気に合った演技を
  魅せてくれました!
  特にみーくんの"嘘だけど"表現は良かったかと。

2)根底に流れるのは残酷な設定と描写なのですが、
  それを重々感じた上でハッピーともいえる希望的未来に
  結びつける展開に、ちょっと感動しちゃいました!

3)インディーズ的な感もありですが、おちゃめな演出が
  そこいらかしこにちりばめられており、ポップな映像に
  グッとさせられました!


▲映画は2011年1月22日ロードショー公開されます!

余談ですが、フィルムには車に乗っていた自分たちの動きも
そこそこ映っており、主人公たちに合わせてそこそこ演技を
合わせておいたのが果たして良かったのか? 逆に邪魔して
しまったのではないか? と、(どーでも良いことを)
考えたりした、観賞後の素直な気持ちでありました。


2010-10-19 22:28 | 記事へ | コメント(0) |
| よいとこ映画感想 |
2010年10月17日(日)
映画"ロフト"よいとこ
ロフト(2008年ベルギー)

WOWWOWでサスペンス映画特集と銘打って放映された本作品、
内容的にはよく出来たミステリーでありました。
当初は大して盛り上がりもなく物語が進行するのだが、
過去のフラッシュバックと共にその謎に引き込まれて行き・・・。

●かいつまんだお話
著名な建築家ビンセントは自分の建てた高級マンションの
最上階に友人5人と共有する秘密部屋(ロフト)を用意。
そのメンバーは各々公には出来ない情事を楽しんでいたのだが、
ある朝その部屋のベッドにて死体発見され、男たちの真相を
見つけるための回想劇が始まるのであった。

●よいとこベスト3
1)映像を含むグラフィックがスタイリッシュ!

2)謎が解き明かされるまでのお話作りが上手い!

3)あまりよく知らないベルギーという国での生活を
  少しは知ることが出来た!

よいとことしては簡素に記述しましたが、本当によく出来た
内容であったと思います。
※個人的にはキサラギを思い浮かべたり。
あとトンガリ計測部が狂喜しそうな尖り具合のロケーションで
ありました!



▲仙川にて(たぶん)初めて見かけた鳥さん。
 シギ種の様な気はしますが不明なり。W61Sにて撮影。


2010-10-17 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
| よいとこ映画感想 / 撮影日和かも? |
2010年10月08日(金)
映画"いのちの戦場 -アルジェリア1959-"よいとこ
いのちの戦場 -アルジェリア1959-(2007年フランス)

よいとこ、とか言っている内容ではないのですが、1999年まで
フランスが戦争と認めなかった、アルジェリア独立戦争の
もっとも過酷な時期を描いた作品を今回観賞。
自国の民間人をも犠牲にしても成し遂げたい植民地からの
脱却。これはのほほんとモニターの前に座っている者には
理解するには相当な想像力が必要な過酷な状況下であったかと
思われます。

●かいつまんだお話
1830年からフランスの支配下に置かれた、北アフリカの
アリジェリアが1954年武装発起し、1962年に独立を勝ち取る
のだが、時は1959年アルジェリ、ア民族解放戦線(FLN)通称
フェラガを駆逐すべく、前の大戦を経験していない若き将校
テリアン中尉が最前線に送り込まれる。
中尉は人道的な立場から戦争を終結したく理想論で動くのだが、
熾烈極まる戦闘に身をさらし続ける結果・・・。

●よいとこベスト3
1)とにかくリアリスティック。
  戦闘も(禁じられたナパーム使用による)虐殺も
 (電流による)拷問も。

2)戦場における躁状態と、反面心身ともにする減らされ行く
  状況がとても(嫌なまでに)上手く描かれている。

3)この映画を観て、アルジェリア戦争の悲惨さを初めて
  知ることが出来た。
  半世紀近く経った今も紛争地域では同じ様なことが
  繰り返されいると思うと溜息が出てしまいます。

祖国(フランス)で愉快に玩具の銃を撃ち回す子供たちと
現地の少年兵の表情を比べ、埋められないギャップの凄さに
息を飲み込んだ次第。

あとジャッカルの日という作品がありますが、これがこの
アルジェリア戦争下を描いた内容ということを初めて
気付かされました。



▲最近オープンした巨大ホームセンター駐車場から見る
 夕日なり。S640にて撮影。


2010-10-08 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年10月04日(月)
映画"UDON"よいとこ
UDON(2006年日本)

踊る大捜査線等で有名な本広克行監督による、自身の
出身地である香川県のうどんをテーマにした作品。
とにかく観ている間中、讃岐うどんが食べたくて食べたく
たまらなくなりました!

●かいつまんだお話
ニューヨークでコメディアン修行中の松井香助は、自身の
"世界中を笑わしてやる"という夢に破れ、故郷の香川県へと
戻る。
実家は製麺屋を営んでいるのだが、香助は麺職人の父親とは
折り合いが悪く、家を飛び出したという経緯がある。
そんな中、香助は友人の庄介と再開し、彼か関わっている
ミニコミ誌に参加。香川中のうどんを世の中に紹介するという
仕事に打ち込んでいくのであった。

●よいとこベスト3
1)冒頭に書いたようにうどんが食べたくなるのも確かだが、
  讃岐うどん(だけに特化しているのかどうかは分からないが)
  の作り方に関してなんかウンチクを得たような気になる!

2)キャプテンUDONのSFXをふんだんに駆使し、有名映画を
  オマージュにした映像部分が素晴らしく良くできていた!
  そしてそれが様々な複線にもなっており・・・。

3)兎に角著名人のちょっとした参加や、さらに香川県出身
  タレントも数多くゲスト出演しており、そういった人達を
  見つけるだけでも楽しい。
  また前年公開された同監督の映画サマータイムマシン
  ブルースの舞台も香川県で、その一部出演者も同役として
  出演しているところがニヤッとさせられる!

自分的にはラーメンズの片桐仁が、R32で危険運転する要潤に
毎回文句を言うシーンがかなりウケたなぁ。
あと、小西真奈美が途中からメガネをハズした理由をもの凄く
知りたい観賞後でありました。
しかし、麺通団って本当に存在したのね。



▲ちょっと前の写真になりますが、青空の中のクモ。
 α300+300o望遠にて撮影。


2010-10-04 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年09月29日(水)
映画"愛を読むひと"よいとこ
愛を読むひと(2008年アメリカ・ドイツ)

2008年のアカデミー賞で主演のケイト・ウィンスレットが
主演女優賞を獲得したこの作品、またもや自分の思い違いから
想像していた内容とは異なるお話にビックリ!
でも逆に新鮮にそして純粋に物語を楽しむことが出来ました。

●かいつまんだお話
舞台は1958年の東ドイツ。15歳のマイケル(英語読み)は
路面電車の中で突然気分が悪くなり、アパート入り口で
倒れていたところをそこに住むハンナに助けて貰う。
その後親しくなった二人は20歳以上の年の差にもかかわらず
愛を重ねていくのだったが・・・。

●よいとこベスト3
1)少年期から(自分の子との関係に悩む)中年までの
  37年間、主人公の心の葛藤を静かに描いているところに
  とても好感が持てた。

2)悲しく切ないが、自分に忠実に行動したハンナの生涯が
  共感は出来ずとも心に突き刺さった。
  人生を考えさせられる逸品である。  

3)当時の東ドイツの暮らしぶりを再現している美術が
  とても素晴らしと感じた。
  そして街や郊外の情景を美しく、そして活き活きと
  描かれており、何か暗いイメージしかなかった東西
  分断されていた時代を覆してくれたのも良かったかと。

頭の中が打ちのめされ、そして辛くも感動に導かれるお話
でしたので、興味持たれた方はぜひともご覧いただければ!



▲夕暮れ時のウロコ雲空。G10にて撮影。


2010-09-29 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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