ニックネーム:しのしの
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フリーの絵描き。お話を考えたり、企画を練ったりも!

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バイオグラフィー
2009年08月27日(木)
映画"ラストキング・オブ・スコットランド"よいとこ
ラストキング・オブ・スコットランド(2006年)

夏の疲れがでたせいか、本日はずっと床でぐったり。
でも何かせねば一日終わってしまうと這いずり出て、早く観たかった事もあり
この録画してあった作品をチョイスしてみました。


●かいつまんだお話
人食い大統領と噂された、ウガンダのアミン大統領に側近として使えた、
スコットランド人医師の青年ニコラスから見た、ウガンダとアミン大統領の
実情を描いた物語。
ニコラスは軽い冒険心を抱いてこの国にやって来るが、最後は命からがら脱出し、
この話を世に伝える事となった。


●よいとこベスト3
1)当時のウガンダの実情をこのフィルムから数多く知ることが出来た。
  結局は欧米諸国の利益追求によって歪んでしまったアフリカの国が、
  このような状況にならざる終えないというのが辛い歴史の結果でもある。

2)70年代のお話なのだが、その当時を感じさせるような色彩調に
  描かれており、ややドキュメンタリータッチなカメラワークと共に
  その土地にいるような雰囲気に浸れることが出来た。
  だから生々しくもあるのだが。

3)主演の(アミン役)フォレスト・ウィテカーの演技がほんと素晴らしい。
  寛大な親父を感じさせる部分と、狂気に彩られる顔をもの凄く自然に
  使い分けている。


青年医師ニコラス役をどこかで見た顔だなーとずっと思って観ていたのだが、
この役者ジェームズ・マカヴォイをあとで調べてみたら、つい最近自分で
よいとこ映画感想に書いたペネロピのピアニスト役だったことが判明。
同時期に出演した映画だったのね。




▲本日のG10での一枚。蝉の抜け殻を付けたまま枯れ落ちた葉っぱ。
 なんか夏の終わりを感じさせられるシチュエーションでしたねぇ。


2009-08-27 22:54 | 記事へ | コメント(0) |
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2009年08月18日(火)
映画"ひめゆりの塔"よいとこ
ひめゆりの塔(1982年)

CATV放映で録画してあったものを昨日に鑑賞。
ひめゆりの塔を題材にした映画は今まで5本(1953年、1968年、1982年、1995年、
2007年)制作されており、今回観たのは1953年版と同じ今井正監督による1982年版。
尚2007年版は、生存者の証言映像をに構成されたドキュメンタリー映画で、
事実に一番近い内容となっているようだ。
※今年5月にひめゆり平和祈念資料館を訪れた際、上映されていたものを
少しだけ鑑賞しました。


●かいつまんだお話

第二次世界大戦の沖縄戦末期、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の
女子生徒及び職員総計240名で構成されたひめゆり学徒隊の、もっとも激しい攻撃を
受けた第三外科壕までの悲惨な戦争状態を描いてます。


●よいとこベスト3 (今回教訓ということに趣をおきまして)
1)戦争というものはそれを指揮(命令)するものによって状況がこんなにも
  変わるのかというのを教えられた。
  (時代の空気もあるが)誤った指導者によってどんだけ多くの犠牲者が
  生まれたのか、そのことを考えるとホント気分が重くなります。

2)(実情との比較は出来ませんが)女の子たちが健気にそして前向きに
  生きようとしている姿に心打たれました。
  そして彼女たちをなんとかして救い出したいという教師の公道にも。

3)返還後の沖縄で現地ロケにて撮影されているため、爆撃をくぐり抜け
  移動する道、隠れるための自然の壕など、よりリアルな状況を感じる
  事が出来ました。
  しかしこんなにも美しい場所が・・・と思わずにはおられませんでしたね。

  あと、当時の戦争資料映像がいくつか組み込まれているのが、映像と
  時代をリンクさせているようで良かったです。


観終えた後、先にひめゆりの塔を見学し事実確認してからこの作品を
鑑賞したのが、とても良かったと思いましたね。
映画では多少の脚色が加えられているという認識を持ちつつも、映像による
補完を加えたことにより、(ちょっとだけでも)この悲しい歴史が
鮮明になった気がしたからです。




▲本日のG10での1枚。夕暮れ時の鉄塔と雲。
 鮮やかな夕日を見ると、もの悲しい気持ちにさせられるのは何故でしょう?


2009-08-18 20:58 | 記事へ | コメント(0) |
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2009年08月14日(金)
映画"河童のクゥと夏休み"よいとこ
河童のクゥと夏休み(2007年)

CATV放映で録画してあったものを昨日に鑑賞。
HD画質でなかったのが残念でしたが、それでも感動の物語を
堪能することは出来ました。


●かいつまんだお話
東京の東久留米に住む小学生の康一は、夏休み前の下校時、偶然にも
化石?状態河童を発見し、家に持ち帰る。
なんとか復活させクゥと名付けた後、少年の家族との生活が始まる。
その後このクゥを巡ってクラスメート、ご近所、世間をも巻き込んでの
大騒動に発展していく。
クゥの居場所は果たして現代に存在するのだろうか?


●よいとこベスト3
1)クゥの姿形、声、動き、とにかくその全てが愛くるしい!
  何気ない所作、うつぶせに寝ている姿など、本当にかわいくて
  (多分河童なのでヌメヌメしているのだろうが)抱きしめたくなる感じ。
  水中を鋭く泳ぐ描写も、意外な感じありつつも良い表現だと思った。

2)主人公康一の妹、瞳の幼児独特の様々は表情変化が楽しめ、気に入った。
  クゥのライバルというか、この対照的な存在は子供の頃のコミュニケーション
  というものを思い出させてくれた気がする。

3)心地よい自然表現というのか、とにかく和むような風景と、
  水の表現に気合いが入っていたのが良かった。

  あと音楽も素晴らしかったかと。
  シャーンシャーンというアジアテイストで神秘的な感じでの
  使い方が気に入りました。  


木暮正夫氏の児童文学"かっぱ大さわぎ"と"かっぱびっくり旅"を
大幅に脚色再構成して作れているこの作品だが、とにかくお話の
展開とまとめ方が良い出来でありますので、まだの方は是非にご覧の程を!




▲本日のG10での一枚。押上で建設中の東京スカイツリー。
 完成時610mの高さだそうですが、現在100m程との事。


2009-08-14 22:23 | 記事へ | コメント(0) |
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2009年08月12日(水)
映画"クワイエットルームにようこそ"よいとこ
クワイエットルームにようこそ(2007年)

CATV放映で録画してあったものを昨日に鑑賞。
以前から気になっていた作品を、やっとこさ鑑賞。
原作、脚本、監督の松尾スズキがSPA!に連載していた、妄想劇場は
かなりのお気に入りでありました。


●かいつまんだお話
フリーライターの主人公、佐倉明日香は薬の過剰摂取により意識を失い、
精神病院の隔離部屋にて拘束された状態で目を覚ます。
一癖も二癖もある入院患者との関わりの中から、自分の過去を振り返りつつも
何故自分がここにいるのかが徐々に解明されていき、徐々に自分を見いだしていく・・・。
主演は内田有紀


●よいとこベスト3
1)精神病院の隔離病棟、そこは(本で浅い知識を仕入れたぐらいで)
  全く見知らぬ世界であったが、この映画により(多少の誇張表現はあるとは思うが)
  こういう場所なのかということをある程度具体的に感じることが出来た。

2)患者の一人を大竹しのぶが演じているのだが、そのなにげない狂気さを
  本物か?と思うぐらいリアルに強烈に演じていた。
  拒食症患者の蒼井優も病的ながらもかわいく、とても良かった!
 
3)原作が芥川賞候補になっていたらしいのだが、話がとても面白かった。
  主人公の元ダンナがゲーム会社社員というの個人的にツボにはまったり。


たぶん、今までタブーだったような場所を(ペーソス仕立てにしたとはいえ)
切り開き映画として完成させたのは素晴らしいことかと。




▲本日のG10での一枚。台風接近直前前の空模様。
 形がなんとなくユーモラスでしたので掲載してみました。


2009-08-12 20:39 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年08月10日(月)
映画"ハーレーダビッドソン&マルボロマン"よいとこ
■ハーレーダビッドソン&マルボロマン(1991年)

CATV放映で録画してあったものを昨日に鑑賞。
ハーレーに憧れている自分としては是非観ておかなければならない作品でありました。
(ちなみに大型自動二輪免許は持っているのですが、諸事情により憧れ状態です。)


●かいつまんだお話
ミッキー・ローク演ずるハーレー乗りの通称"ハーレー・ダビッドソン"と、
ドン・ジョンソン演ずるカウボーイの通称"マルボロマン"が悪党相手に
大活躍する物語。(簡単ですね!)


●よいとこベスト3
1)ミッキーが乗るカスタムハーレーと、レーシング革ジャンがカッコイイ!
  走りとそのサウンドもしびれます〜!!

2)マイアミ・バイスの頃よりもドンが渋くて良い!

3)ルガーブラックホーク、デザートイーグル、ステアーAUG等
  乱暴な銃器がいっぱい出てきて撃ちまくり!


予想に反して、ミッキー・ロークよりも、ドン・ジョンソンの方にスポットが
あたっていた映画でしたね。
有色人種を小馬鹿にしているのか? という一面も見受けられますが、
もう何でもあり! というのが、この時期のアメリカ映画の良さなのかも・・・。




▲本日のW61Sでの一枚。ウォーキング途中、仙川の手すりにて撮影した
 緑の体色が鮮やかなカマキリ。
 小さいながらも、こちらに向かって立派に威嚇しておりました。
 (しかし最近は小動物ばっかの写真になってますね。)


2009-08-10 23:36 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年08月05日(水)
映画"ファーストフード・ネイション"よいとこ
ファーストフード・ネイション(2006年)

CATV放映で録画してあったものを昨日に鑑賞。
単純ですが見終えた後に、自分のハンバーガーに対する接し方が
ちょっとよそよそしくなった気が・・・。


●かいつまんだお話
熾烈なるアメリカのファーストフード業界の競争の底辺を支えるのは、
不法移民したメキシコ人。
企業悪、衛生、人権等の倫理問題をシリアスに描きつつも、ブラックジョーク的な
テイストを用いてアメリカとメキシコの"今"を映し出します。
原作は脚本を担当した、エリック・シュローサーの"ファストフードが世界を食いつくす"。


●よいとこベスト3
1)利益と自分の私腹を肥やすことのみを優先する企業、自分たちの正義のみで
  突っ走るプチインテリ若者、生活に困窮するメキシコ移民の3種3様な
  生き方が交差してアメリカファーストフード業界の闇を照らしだしていく
  手法がとても興味深かく面白かった。

2)メキシコから不法移民してくる際の描き方が本当にリアル。
  まさに命懸けで渡ってくる感がひしひしと伝わってきました。


3)食肉工場でのロケがハンパ無くスゴイ!
  実際の工場で次々と処理加工されていく牛の映像が目に焼き付いて離れません。

  尚、メインじゃない役所にブルース・ウィルスやイーサン・ホーク、
  パトリシア・アークエット、アヴリル・ラヴィーンなどが出演していて
  無駄に豪華なフィルムでした。


こうなったら、スーパーサイズ・ミーも観ておかないといけないね!




▲本日の1枚、仙川に佇む鷺。G10撮影也。
 体色が美しいグレーなのは若いからで、成体になると真っ白になるのだろうか?


2009-08-05 22:09 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年07月25日(土)
映画"ペネロピ"よいとこ
ペネロピ(2006年)

CATV放映で録画してあったものを深夜に鑑賞。
ですが眠さに負けず、作品世界にのめり込みましたよ。


●かいつまんだお話
イギリスの上流階級に生まれた女の子ペネロピは、先祖の犯した過ちに
掛けられた呪いによって豚のような鼻と耳を持って生まれてきた。
呪いを解くためには、上流階級の男が彼女を真に愛さなければならないのだ。


●よいとこベスト3
1)主演のクリスティーナ・リッチが滅茶苦茶カワイイ!
  特に豚鼻のときのほうが際だって良い。
  この子を化け物と罵るのは若干無理を感じるが、
  ファンタジーだからまぁ問題ないか!

2)コミカルなギャグやジョークがそこら中にちりばめられていて、
  思わずクスっとさせられてしまうシーンが沢山ある。

3)現代っぽい感じではあるが、電話は全て古い置き電話であるなど、
  時代をぼやかし童話然とした映像を構築しているのが良かった。
  (もしかしたら60〜70年代のサイケブームの頃なのかも)

  あと、作品とマッチしたリリカルな音楽も気にいったり。


とにかくストーリーも面白く、笑えてハッピーになる映画でありましたね。




▲(映画とは関係ありませんが)本日夕暮れ時の雲をW61Sで撮影。
 翼のような形状がとっても不思議だったので♪


2009-07-25 23:05 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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