■ボルベール〈帰郷〉(2006年)
CATVでの放映を録画して鑑賞。
最後まで見終えて一言。いや〜面白かった!
(短絡的に表現すると)女の業を深く感じさせる内容でありました。
●かいつまんだお話
両親の墓の手入れに故郷ラ・マンチャに帰ってきたライムンダと姉ソーレ、
そしてライムンダの娘パウラ。
ライムンダは地元に残る身寄りのない叔母を、自分の住むマドリッドで
一緒に暮らそうと提案するのだが、突然起きた事件をきっかけに彼女の日常は
急展開をむかえ、やがて様々な謎が明らかにされていくことに・・・。
タンゴの名曲Volverをモチーフにしており、主演はペネロペ・クルス。
●よいとこベスト3
1)女性3世代の繋がりを中心に描いた物語は、サスペンス風味が合わさって
とても良くできた(寓話ともとれる)お話になっている。
2)メインキャストがほぼ女性で埋め尽くされているのだが、
彼女たちが着る衣装がそれぞれ被ることなく色とりどりに鮮やかで
しかもセンス良くまとまっており、映像をきらびやかにしている。
3)スペインの風景、食文化、光加減等、映像を構成する要素が
それぞれに美しい。
ペネロペ・クルスのみ胸元を強調するセクシーな衣装というのが
目立っておりましたが、それもまた設定に関係していることが
(最後に)分かったため、気兼ねなく目の保養とさせて頂きました。
この映画はペドロ・アルモドバル監督による女性賛歌3部作の最終章に
なるのですが、自分はまだ前2作の"オール・アバウト・マイ・マザー" と
"トーク・トゥ・ハー"を未鑑賞ため、なるべく早いうちにそれらの作品を
をチェックしたく思いました次第です!
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2009-07-22 22:06
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■ジャンパー(2008年)
WOWWOW放映を録画して鑑賞。
1時間半に満たない尺の作品であるが、スピーディーな演出により
物足りなさを感じることは無かった。
尚、主人公役のヘイデン・クリステンセンはスターウォーズep2、3での
アナキンスカイウォーカー(ダースベイダー)で有名に。
●かいつまんだお話
主人公のデヴィッドは15歳のとき、とある事件をきっかけに瞬間移動能力を
自覚することに。
以降父親と故郷をすて、自分の楽しみの為その能力を活かす日常を送っていたが、
瞬間移動能力を有する人々ジャンパーを始末することを目的とした集団
パラディンに狙いを定められ、世界各地を舞台にした闘いが幕を開けるのであった。
●よいとこベスト3
1)時々何が起きているのかを理解するのに時間を有することがあるが、
瞬間移動を駆使したバトル演出が新鮮であった。
2)世界各地の映像が堪能できるが、中でも東京ロケ(新宿、渋谷、銀座等)が
最新の3Dゲームを感じさせるような表現で興味深かった。
3)主人公をサポートする?先輩ジャンパー役のジェイミー・ベルが
イカシていた!
3部作構想とのことで、今回の話では謎が多く残されているし、いまいち
主人公に感情移入出来なかったりするのだが、ぜひ続編を制作し
更なるスケールアップと共に物語を完結させて欲しいものである。
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2009-07-16 19:46
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■エル・マリアッチ(1993年)
ロバート・ロドリゲス監督の実質的なデビュー作。
マリアッチシリーズ3部作の最初の作品をCATVで鑑賞。
7000ドルという低制作費ながら、約1時間20分のこの映画、
かなり楽しませて貰いました。
●かいつまんだお話
メキシコの田舎町を舞台にしたドンパチギャングもの。
ギターケースのマシンガンを仕込んだ元ギター弾き(続編映画デスペラード
ではアントニオ・バンデラスが主人公に)がどのような状況に追い込まれて
そのような業を背負うようになったのかを描く。
●よいとこベスト3
1)場末感溢れるメキシコの片田舎で繰り広げられる割とチープ目な
映像なのだが、映画はテンポ良く進み、ほどよい緊張感と共に
観客を飽きさせない演出になっている。(だからヒットしたのではあるが。)
2)現実世界の話ではあるが、ギターケースの中にマシンガン、
撃ち合いの中でも街の住人は平気で生活、未来を予感させる夢等、
どこか現実離れしたファンタジーを感じさせる作りが好みであった。
3)主人公マリアッチ(ギター流しという意味合いっぽい)とヒロインの
番犬のからみがほのぼのしくて和まされた。
余談として、最後に主人公が登場するバイクが中途半端に
改造してあるのがなんか微笑ましかったなぁ。
シリーズ残りの二つ、デスペラードとレジェンド・オブ・メキシコも
観ないとね〜!
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2009-07-12 23:21
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■ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年)
本日の朝、ヒューマントラストシネマ渋谷にて観て来ました。
この映画館水曜日は男女問わず千円なのでよく利用するのですが、
今回の作品に対してスクリーンが小さめだったのが残念といえば
残念でした。
●かいつまんだお話
新世紀エヴァンゲリオンの新劇場版(序に続く)2作目。
アスカの登場からカヲル君始動までタイムテーブルとなりますが、
今回のは前作と違い、話が進むに連れTV版とは異なった展開に
発展していきます。
●よいとこベスト3
1)主人公のシンジ君を含む各メインキャラの行動原理のフォローが
なされており(逆にサブは省かれがち)、感情移入が多少し易くなった。
また性格も前向きな意志を感じさせられるような作りに。
2)前作を上回る迫力のある映像、そしてある意味期待を裏切る展開。
前作との違い、タイアップ広告等にほくそ笑む箇所も多数有り。
3)上映時間は1時間48分なのだが、体感的には2時間半を越えて
入るのでは?と思うような密度の濃さ!
1カット単位の情報量がもの凄く多いのだろう。
あと追加で、そこら中にちりばめられているエロチックなシーンが
ちょっとドキドキさせられて良かったかなぁ〜と!
次作(4部作中の)3部目のサブタイトルはQ(急?)という事のみ
露出しているが、残り2部同時公開とかの噂もあり、今後どのような
内容になるかは全く予測出来ず。(予告編は劇場で流れてますが。)
描く物語の最終地点はある程度決まっているのだろうけど、
スタッフ自ら示すライブ感覚というモノで、期待を裏切る方向での
強烈なインパクトがある作品を構築する日々が、いつになるか分からない
次作公開日まできっと続いていくのであろう。
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2009-07-08 20:52
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■富士山頂(1975年)
7月4日、石原裕次郎23回忌ということでこの作品がテレビで放映されていたので、
昨晩録画しておいたものを鑑賞。
石原裕次郎の意向により、映画館以外では放映しない(ビデオ化していない)ため、
この作品をテレビで観ることが出来るのはとても貴重とのこと。
●かいつまんだお話
昭和37〜38年にかけて、台風進路を予測するため富士山に
気象レーダーを設置するという過酷なプロジェクトを成功させた
男たちの物語。主演は石原裕次郎。
原作は最近映画化された剣岳の作者でもある新田次郎の小説。
●よいとこベスト3
1)プロジェクトXの元ネタのごとく、如何にして気象レーダーが
設置されるに至ったか、どのような障害を乗り越えて出来たのかが、
良く分かって面白い。
2)富士山という大自然の映像が怖いくらいに良く描かれている。
3)プロジェクトに挑む男たちがもの凄く格好良い!
自分の信念を貫くことの大切さを教えられた気がする。
自分は過去に2度ほど富士山山頂まで登頂した経験がありますが、
この映画の様な経緯を経て、登山道なり整備されていったのだなぁ、と
ホント感慨深く思った次第です。
(かなり辛いのだけれど)また登ってみようかな?
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2009-07-07 18:34
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■スター・トレック/STAR TREK
昨日の1日、映画千円の日に乗じて新宿バルト9で観て来ました。
作品によせる高評価は様々な媒体からインプットされてましたが、
見終えた今としては観なければ損する! といったぐらい
面白くかつ感動した映画でしたね。
●かいつまんだお話
約40年前に放映されたオリジナルSTAR TREK(邦題:宇宙大作戦)の
プロローグとなるストーリーで、オリジナルメンバーが如何にして集まったか?
カークが如何にして宇宙船エンタープライズ号の艦長となり得たか?
をメインに描いた、SF人間ドラマアクション作品になります。
●よいとこベスト3
1)元作品を知らなくても問題なく楽しめるエンターテインメント作品。
かなり詰め込んだ内容なのに、無駄なカットが無くテンポ良く進行し、
常にハラハラドキドキと画面に釘付けにさせられます。
2)まさにセンスオブワンダー! といった映像が目の前に広がり、
自分がその場所に入るのではないかといった錯覚に陥らされます。
単によくあるSF宇宙船戦闘的なものが繰り広げられるのではなく、
惑星規模の観たことが無いような光景がそこにありました。
3)オリジナルメンバーが登場し、如何に関わり仲間になっていくかが、
さりげなくも印象的に描かれており、所々でニヤっとさせられたり。
今回メンバーはみんな若い頃の姿なのですが、かなり元作品の
キャストと似ているため、世界観の統一感を感じさせられます。
ホントこの新作を観て、昔の作品を見直したくなりましたね!
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2009-07-02 22:39
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■クローバーフィールド/HAKAISHA
自由の女神の頭が転がっている宣伝材料が印象的だったこの映画、
上映から一年経った今、友人からの話を聞きつつ興味津々に鑑賞。
●かいつまんだお話
ニューヨークのマンハッタンの深夜、突然ヤツは現れた!
ソイツから逃げつつも、愛する人を救い出すべく奮闘する主人公。
手持ちビデオカメラ風演出が危機的状況の臨場感を煽ります!!
●よいとこベスト3
1)マンハッタン島を舞台にした怪物が暴れまくる特撮(CG)の
リアル感が素晴らしい。
2)手持ちカメラという設定でカメラアングルが気持ち悪くなるぐらい
ぶれまくるが、一応メジャー作品としての立場のため、そこそこな
程度に抑えられており、映像も割ときれいめ。
3)ドキュメンタリータッチの作品で、ナゾはいっぱいあるのだが、
一つの作品として上手くまとめられているのには好感が持てる。
明日は、この映画の制作者J・J・エイブラムスが監督した映画、
スタートレックを観て来ます!
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2009-06-30 23:48
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