ニックネーム:しのしの
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2010年06月01日(火)
映画"アリス・イン・ワンダーランド "よいとこ
アリス・イン・ワンダーランド(2010年アメリカ)

誰もが知っている、不思議の国のアリスをティム・バートンが
実写+CG&3Dで映画化。
それを本日TOHOシネマズ六本木ヒルズにて観賞してきました。
アイマックスでないのは残念ですが、それでもディズニーの
3D映像を存分に堪能してきましたよ。


●かいつまんだお話
6歳の頃不思議な夢を見ていたアリスの13年後のお話。
ふと発見した白ウサギを追いかけて、自分の縁談パーティーから
抜け出したアリスは木のうろの中の深いトンネルに落ちてしまう。
そこは赤の女王が支配する、ワンダーランドであった。
アリスはジャバウォックを倒す戦士として皆の期待を一新に
受けるのだったが・・・。

●よいとこベスト3
1)原色バリバリだが品の良い色使い。小道具も含めた素晴らしい
  アートワーク。絶妙に計算されたフレームワーク。
  そして3Dを活かした様々な演出。これらの全てが一つとなって   破綻も無く、もの凄く良く出来た映像を目の前に叩き付けて
  くれました。拍手!

2)音楽も良かったが、音響効果がとても素晴らしかった!
  とにかくアチコチで忙しなく音が鳴り続けたりするのだが、
  その一つ一つが臨場感に溢れ、不思議な国の中に臨場感を
  醸し出してくれたのであった!

3)序盤アリスがしょっちゅう小さくなったり大きくなったり
  するのだが、他のキャラや背景との対比が全く崩れず
  スムーズに映像として収まっているところや、一部分を
  誇張表現したモーションキャプチャーによるCGと実写部分の
  (ほぼ)違和感ない融合が良く作られていましたね!

 余談として、アン・ハサウェイ演ずる白の女王がその美しい
 見た目とは裏腹に少々変な役作りをしているのが面白かった。


ティム・バートン監督の作品は2年以上前に観た、スウィニー・
トッド以来になりますが、ディズニーカラーで抑えられている
とはいえ、相変わらずのえぐさが所々に盛り込まれているなぁ、
と感心したりでありました。



▲毛利庭園の水溜場を1枚!
 花の散り加減が良い感じであります。S640にて撮影。


2010-06-01 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年05月22日(土)
映画"自虐の詩"よいとこ
自虐の詩(2007年日本)

中谷美紀主演で阿部寛亭主役というキャストで実写映画化した、
元は4コマギャグマンガ作品の本作。
(そんなに原作には明るくはありませんが。)
で、1年近く前に録画しておいたモノを、本日観賞。
予告編からの印象でギャグテイストという先入観で見始めて
しまいまっしたが、実は人生の幸不幸を描いたシリアス路線な
方向でまとめられておりました。

●かいつまんだお話
幼い頃母親に捨てられた幸江は度重なる不幸にさらされつつ
今まで生きてきた。
(もとヤクザ家業の)内縁の夫は働かず、パチンコで金を浪費し
幸江に金をせびる日々。
そんな中、幸江にとって大きな変化が訪れたことにより、幸せの
糸口が現れたに見えたのだが・・・。

●よいとこベスト3
1)中谷美紀の演技がサイコー!
  いやいや、素晴らしい女優であることを再認識させられ
  ましたよ。

2)ノスタルジックな印象を多々感じさせてくれた絵図等が
  サイコーに良かったです!
  特に雲描写が素晴らしかった!

3)いつもはヤクザや執念深い蛇みたいな役柄の多い、通称
  湯煙スナイパーの遠藤憲一が可愛い演技をしているのが
  サイコーでした!

  あと阿部ちゃんのロンゲ&ロングコート姿がとっても
  格好良く、シビレてしまいましたね!
  また、カルーセル麻紀がはるな愛に見えて仕方なかったりも!
  (本当は逆ですけど)良い役柄でありましたね。



▲本日のバラ模様。S640にて撮影。
 蒸し暑い一日でしたね〜。


2010-05-22 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年05月06日(木)
映画"劒岳 点の記"よいとこ
劒岳 点の記(2009年日本)

子供の頃に一大ブームとなった映画「八甲田山」の原作者、
新田次郎氏の小説をベテランカメラマンの木村大作氏が、
初めてメガホンをとって映像化させたこの映像作品。
昨年の公開時から気になっておりましたが、今回CATVにて
その映像美と、静かながらも熱い人の想いをぞんぶんに
堪能することが出来ました。


●かいつまんだお話
明治39年、測量官の(浅野忠信演ずる)柴崎は陸軍に呼び出され、
日本地図最後の空白地帯である、劒岳への登頂と測量の命令が
下された。
柴崎は(香川照之演ずる)山の案内人、長次郎と共に劒岳への
登頂ルートを調査するが、結果は芳しくなく絶望的とさえ思える
状況であった。
それでも翌年には測量隊が結成され、険しい山の気候と戦い、
登頂を目指すライバルの日本山岳会と絡み合いつつも、柴崎は
己を信じる道を突き進んで行くのであった。


●よいとこベスト3
1)CGを使わず、本来持ち合わせている(過酷なまでの)自然の
  美しさにこだわった映像美がとても素晴らしい!
  それを撮影するためにどんだけスタッフや俳優たちが粘り
  続けたのかは苦労を想像するしかないのだが、この想像を
  遙かに超えた映像美は、人間が予想して作ったモノなど
  吹き飛んでしまうような迫力がありました。

2)メインの部分は、とにかく淡々と山を攻略し続けるところに
  なるのだが、それを遂行する各測量メンバーや人夫たちは
  必要以上に語ることはなく、その佇まいや表情によって
  描き出されているというのが、とても良かった!

3)静もあれば動もあり、暖もあれば寒もある、そんな自然の
  リアル感を体感できる内容でありました。
  蛇足ではありますが、3Dでこの映像を再現したらどんな感じに
  なるのだろう? とシミュレーションしてみたりも。
  いや、想像なんか遙かに超えるんでしょうけどね!



▲生え揃って、中に入ることが出来るようになった毛利庭園の
 芝生。本日は寝っ転がるには最高のコンディションでした。
 残念ながら横になる時間はありませんでしたが。S640にて撮影。


2010-05-06 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年04月21日(水)
映画"第9地区"よいとこ
第9地区(2008年アメリカ)

本日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて観賞。想像を遙かに
上回る出来の良さと面白さにビックリ!
基本異星人コンタクトの王道SFモノなのだが、どちらかというと
悪フザケのオブラートに包み込んだ人種差別をテーマにした
内容が色濃く出ているかと。

●かいつまんだお話
今から20年以上も前、南アフリカのヨハネスブルグに飛来した
謎の巨大円盤型宇宙船。
何もアクションを起こさず停止したままになっている宇宙船内を
調べてみると、その中にはぐったりとした異星人たちが。
姿がエビに似ていることからエビと呼ばれる異星人たちは
第9地区と呼ばれる隔離された処に押し込めれれたのであった。
その後も人類とエビたちの争いは治まらなかった為、20数年
経た現在、エビたちをさらに遠くの場所へ隔離しようという
計画が発動。
その計画の責任者に抜擢されたお調子者のヴィカスは、任務を
遂行中、謝って変な液体を浴びてしまう。
体に異変が生じた彼はその後、軍隊とギャングから追われる
お尋ね者になってしまい・・・。

●よいとこベスト3
1)一気に見せる冒頭の状況説明。長尺の映画ではないのに
  このような複雑な背景をそこそこ納得させる表現に拍手!
  もの凄い情報量の嵐ではありますが、それを全部理解
  しなくても何となく分かってしまうところが良い。

2)正直予測がつくようなストーリー展開ではあるのですが、
  それを上回る画面全体の猥雑さと(多少の悪意も含まれた)
  インパクトのある演出によって、単調さは全く感じさせられ
  ませんでした。
  ヒロイックでもあり、センチメンタリズムな終わり方を
  する本作品は非常に良いバランスでまとめられております。  

3)内容は話せませんが、最後のアクションが圧巻!
  (不謹慎でもある状況描写ですが)もう可能であれば、
  拍手をしながら楽しみたいぐらいスカっとする演出で
  ございました。
  ちゃんとカタルシスを堪能して満足して劇場を後にした
  次第です。
  
しかしこの映画、ピーター・ジャクソンが監督かと思ってたら
彼は制作で、実は舞台となった南アフリカ出身のニール・
ブロムカンプという若干30歳の(長編作初めて!)若手と
いうからさらに驚き!
ピーター・ジャクソンも素晴らしい才能を見つけ出したものです。



▲映画館の脇から眺めたトワイライト赤坂方面風景。
 S640にて撮影。


2010-04-21 23:41 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年04月17日(土)
映画"チェ 28歳の革命&チェ 39歳 別れの手紙"よいとこ
チェ 28歳の革命&チェ 39歳 別れの手紙
(2008年アメリカ・フランス・スペイン)

昨年12月に録画してあった、この2部作(2つ合わせて4時間半
近く!)の作品を、覚悟を決めて本日午後鑑賞。
チェ・ゲバラがキューバ革命の英雄である、ということぐらいの
知識しかなかった自分ではありますが、この作品を観てすっかり
彼のトリコに、そして彼の歴史を追ってみたくなりました!

●かいつまんだお話
チェ(は愛称の)エルネスト・ゲバラがフィデル・カストロのもと、
同士達とキューバ革命を成し遂げるまでのお話が28歳の革命。
そして時を経て、カストロ議長に自分の決意の手紙を送り、
コンゴ動乱参加後にボリビアの革命での指揮をとり、ここで
最後を迎えるまでを描いたのが39歳 別れの手紙。
内容としては革命の模様を順を追って説明するというよりも、
チェ自身の人となりを表現するに焦点をあてた作品。
尚、監督はスティーブン・ソダーバーグ。

●よいとこベスト3
1)チェの言葉と行動、そして理念に従ったゲリラながらも
  紳士的な態度に心惹かれた!
  被害を被る可能性がある農民に対しては、彼らを敬い絶対に
  搾取すること無いよう兵士に言って聞かせ、捕虜に対しても
  寛大な処置をとるという、本当に理想に沿って突き進んだ
  人物ということが感じられた。

2)派手さはないが、リアル感のある戦場シーンが淡々と続く。
  ただ敵を倒すという事だけではなく、負傷した仲間を
  見捨てず助けるといったシチュエーションに趣が置かれて
  いるのが良かった!

3)チェを助ける仲間たちの活躍ぶりも素晴らしい。
  ほとんどがその志半ばに倒れていくのだが、彼を慕って
  頑張ってついていく姿がとても感動的であった。

チェ・ゲバラの若い時、バイクで南米を旅するのを描いた映画、
モーターサイクル・ダイアリーズも続けて観てみたいな、
と思った次第であります。



▲夜間六本木ヒルズより撮影した東京タワー。
 S640にて手持ち望遠撮影。


2010-04-17 23:31 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年04月01日(木)
映画"ハート・ロッカー"よいとこ
ハート・ロッカー(2008年アメリカ)

本年度のアカデミーショーにてアバターを押さえ、最多6部門で
受賞した本作品を、本日TOHOシネマズ六本木ヒルズの最終上映
にて鑑賞。
もの凄い緊張感を味わいつつこの2時間以上の作品を見終えた
後は、ぐったりしつつ劇場をあとに。

●かいつまんだお話
時は2004年のイラク。イラク戦争後のアメリカ軍危険物処理班の
苦闘の日々を描いた作品である。
テロリスト(と呼ぶのが正解なのか難しい処だが)の仕掛けた
爆弾を処理していくチーム。
だが敵のワナによりリーダーが殉職。その後に配属されたのが
死をも恐れず爆弾解体に挑む、ジェームズ軍曹。
彼の独善的なやり方にチームの兵士は不満ごうごうであったが、
あまりにも過酷な状況の中、チームはいつしか一体となって
行くのであった。
(描いているテーマはとしてはちょっと違うんだけどね。)

●よいとこベスト3
1)とにかく最初から最後まで緊張感を味わいっぱなしの
  作品で何かあるんじゃないか、何か起きるんじゃないか、
  と気が休まることなく歯を食いしばりつつ画面に眼が
  釘付けになること間違いなしです!

2)方々から聞こえてくる様々な音。それらによって、戦う
  兵士たちが現在どのような状況下におかれているのかが
  よりリアルに感じられ、さらなる恐怖を共有することが
  出来ます!
  兵士の汗と、薬莢が砂漠に落ちる瞬間の描写がすごい!

3)誇張もヒーロー視もないが淡々と戦争の悲惨さを描いている
  ドキュメンタリーチックでもあるこの作品、観る人によって
  それぞれ違った解釈を持たれるような気がします。
  とにかく色々と考えさせられる内容でありました。  

ちなみにタイトルは、米軍隠語で"棺桶"という意味だそうです。



▲先週末、六本木ミッドタウンにて撮影した桜並木。
 まだまだ本咲き手前で、非常に風が冷たい日でしたね。
 トイカメラ、HOLGA135BCにて夕暮れ前に撮影。


2010-04-01 23:57 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年03月22日(月)
映画"ベンジャミン・バトン 数奇な人生"よいとこ
ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年アメリカ)

前年のアカデミーショー特集作品としてCATVにて録画して
あったものを本日鑑賞。
3時間に迫る大作でしたが、飽きることなく最後まで
その運命を堪能させて貰いました!


●かいつまんだお話
現代の病床に伏す老婦人とその娘やりとりから、舞台は1918年の
ニューオーリンズへ。
老人の姿で生まれた子供は気味悪がった父親のによって、とある
老人介護施設の前に捨てられる。
黒人夫妻によって引き取られた子供はベンジャミンと名付けられ、
年を取るたびに若返り続けるという、世にも奇妙な人生を送る
事になるのであった。


●よいとこベスト3
1)主演のブラッド・ピットが老人の姿で生まれ、徐々に
  若返っていくという、設定は単純だが表現するのにどんだけ
  苦労するのだろうという、その手間と再現レベルの高さに
  拍手!
  逆に年老いていく周りの人々のメークアップも素晴らしい
  ものでした。

2)20世紀初頭から21世紀にかけて背景が常に移り変わって
  行くのだがそれを違和感無く自然に見せている美術が
  良く出来ていた!

3)主人公のまわりに登場する、数々の人物たちの設定と
  その表現が面白くかつ愛くるしく、良い人々と接し
  素晴らしい人生を堪能出来た運命に拍手です!


そのサブタイトルが示すがごとく、あり得ない一生をおくる
ベンジャミン・バトンという人物にスポットを当てたこの作品、
人々の様々な感情を味わうことが出来る、物静かな映画で
ありました。



・ひさびさにノブ生活日記ノブかーさんとの日々徒然ブログにて
更新しました!


▲こんなに凶暴なワケではありませんが、かーさんは徐々に
 その勢いを増してきている事を表現してみました!


2010-03-22 23:56 | 記事へ | コメント(0) |
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