ニックネーム:しのしの
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バイオグラフィー
2010年07月17日(土)
映画"ウォーターボーイズ"よいとこ
ウォーターボーイズ(2001年日本)

夏にピッタリな爽やか青春映画♪の金字塔ともいうべき
本先品を今回初めて観賞。
このようなタイプの作品を観るのは、サマータイムマシン
ブルース以来の様な気がしますが、とっても良く出来た
笑いと感動有りの内容でした!

●かいつまんだお話
男子高校水泳部、最後の一人で部長の鈴木は、密かに部から
抜け出そうとしていたが、そこに美人女性顧問の佐久間が
赴任してから状況は一変! 
彼女が以前行っていたシンクロナイズド・スイミングを男子が
行い、しかも学園祭で発表するという段取りに。
数多くいた部員はほとんど去り、残った5人で様々な障害を
乗り越えつつ、その技術を習得して行くのだが・・・。


●よいとこベスト3
1)とにかく明るく爽やか!
  ただ、青春映画の見本みたいな作品でありますが、それを
  一本調子で終わらせていないところが素晴らしいです。

2)妻夫木聡、玉木宏、金子貴俊などの今一線で活躍中の俳優の
  初々しい演技が堪能できます!
  それと(変な意味ではなく)、彼らの若々しく鍛え抜かれた
  肉体美にちょっとウットリしたりも。

3)短い尺ながらも様々なエピソードをちりばめ、さらに無駄な
  シーンや台詞を排除し(たであろう)、極限までシェイプ
  アップした演出になっているため、あっという間にラスト
  シーンを迎えることに!
  ホント良くできた構成であります。

食わず嫌いだったのをちょっと反省した、今回の観賞でした!



▲梅雨明け?真夏日炎天下に、真ピンクに咲き誇っていた
 さるすべりのアップなぞ。S640にて撮影。


2010-07-17 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年07月16日(金)
映画"野火"よいとこ
野火(1959年日本)

第二次世界大戦、フィリピンでの極限状態を描いた、大岡昇平
原作の映画化。監督はあの市村崑。
よいとこ、とか軽々しくほざけるような内容ではないのですが、
今回あえて紹介してみました。
(だいぶ前、原作小説を読んだ記憶があるのですが、内容が
 かなりあやふやになっておりました。)

●かいつまんだお話
太平洋戦争末期、日本の敗色が強くなってきた時点での
フィリピン戦線。主人公の田村はその肺病のため、所属する
部隊からも、野戦病院からも厄介者扱いを受けていた。
手榴弾での自決も考えたが、生き延びることを生きる証と
した彼は、自身を取り巻く過酷な状況に身をさらしていくので
あった。そして身も心もやせ細ってしまったとき、彼に身に
何らかの変化が芽生え・・・。


●よいとこベスト3
1)白黒映画なのだが、とにかくそのモノクロコントラストの
  情感が、極限状態で生きる人間の質感と相まって、とても 
  素晴らしい映像を生み出している。
  人それぞれに異なる汗の描写など、普通なら気にしない
  ディティールに魅了されてしまった!

2)最近の海外リアル戦記ものにたいして、日本の戦場モノは
  なんか今ひとつリアリティに欠けるなぁ、と思って
  いたのですが、本作品を観て考えが変わりました。
  兎に角、多くの人々に体験共有して欲しい作品だと感じた
  次第です。

3)戦争なんだけれど、ただ現地にて堪え忍ばなければならない
  だけの兵隊。補給も途絶え、負傷兵を収容することも出来ず、
  さらに爆撃で崩壊する野戦病院。
  最悪な状況が次々と描かれますが、生への渇望という部分が
  突出して描かれていたように感じます。



▲本日の雲がステキな空模様。朝から晩まで、様々な
 表情を魅せてくれました! G10にて撮影。



2010-07-16 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年07月04日(日)
映画"ファインディング・ニモ"よいとこ
ファインディング・ニモ(2003年アメリカ)

CATVにて録画してあったモノを本日観賞。
ご存じピクサー制作ディズニー配給の3DCGアニメ。
今まで観ていなかったのが不思議なくらい、映像が美しく
面白い内容でありました!

●かいつまんだお話

グレートバリアリーフに住むカクレクマノミのマーリンは
妻のコーラルと一緒にたくさんの卵を育てていたが、
ある日バラクーダに襲われ、妻と多くの卵を失ってしまう。
唯一無事だった卵から孵った息子にニモと名付け、親子
ふたりで暮らしていたのだが、ふとした切っ掛けでニモは
ダイバーに捕まってしまい、シドニーに住む歯医者の
水槽の中へ。
ニモをあきらめきれないマーリンは途中であった(物忘れの
激しい)ドリーと共に息子を捜す冒険の旅に出発するので
あった。

●よいとこベスト3
1)色鮮やかな珊瑚礁と色とりどりの魚や生物。
  原色バリバリの世界ではあるが、目が辛いということは無く
  その活き活きとした営みが素晴らしく躍動的に、かつ美しく
  描かれているのが素晴らしかった!
  あと、夕日に照らされた海原や、潜水艦の表現にも
  ぐっときたり。

2)(ピクサー作品全般に言えるとは思うが)魚たちの
  表情や動き(特にカクレクマノミの額のシワなど)が、
  程よいリアルさと誇張さのブレンド具合で良かった!
  あとクジラとかサメ、アンコウのダイナミックな動きにも
  感動したなぁ。

3)シンプルなストーリーではあるが、その途中途中の
  エピソード一つ一つが凝られており、見せ場も数多く
  あるため、全く飽きずに最後まで一気に楽しめました!
  オーストラリアの海域の特色も活かした、良く出来た
  展開であると思います。



▲祖師谷公園、せきれい橋に毎年設置される七夕飾り。
 七夕まであと3日ですね〜。S640にて撮影。

 
2010-07-04 23:52 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年07月01日(木)
映画"ブラインドネス "よいとこ
ブラインドネス(2008年日本、ブラジル、カナダ)

CATVにて録画してあったモノを本日観賞。
ブラジル人(シティ・オブ・ゴッドのフェルナンド・メイレレス)が
監督で、(たぶん)カナダで撮影し、日本人の伊勢谷友介と
木村佳乃が出演している。(主演はジュリアン・ムーア。)

●かいつまんだお話
伊勢谷演ずる日本人(この映画の中では人物名は登場せず)が
車で信号待ち中、突然目が見えなくなってしまう。
だがそれは失明で目の前が真っ暗になるのではなく、白い光に
包まれて見えなくなるといった症状であった。
親切な(と思われた)男に自宅まで車を運転して貰った後、
妻と一緒に病院へと向かうのだが、原因は特定できずじまい。
だがその後、彼の近くにいた人々も次々と目が見えなくなって
いき、政府は伝染病と判断。発症した人々を隔離病棟へと
閉じ込めるのであった。
そんな中、唯一目の見える眼科医の妻が、目が見えないふりを
装いつつ、患者の生活を支えていくのであったが・・・。

●よいとこベスト3
1)酷い状況に陥ったときに人間はどのような行動に出るのか
  を描いた(割とえぐめの)パニック映画なのだが、
  その状況下を上手く演出していると思った。
  ただ嫌な部分もたくさんあるのだが、希望も見いだせる
  作りになっているのが良かったのだと思う。 

2)目の見えない者同士が生活していったときの隔離施設内の
  汚さ、パニックに陥った際の街の荒れ具合が、隠すことなく
  リアルに表現されているのが凄かった。
  素っ裸で歩いているし、そこいら辺で用を足しているから
  糞尿まみれだし。

3)ジュリアン・ムーア演ずる眼科医の妻が様々なことに
  打ちのめされつつも気丈に最後まで頑張り続ける姿が
  とても素晴らしかった。
  あんな状況下であったら、何もかも放り出しても不思議では
  無いのに、あきらめず皆を守り続けたのが感動的で
  ありました。

タイトルからしてナイト・シャマラン系映画的展開かと想像
してましたが、全く異なったヒューマンドラマでしたね。
尚、原作はノーベル文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴによる
「白の闇」だそうです。



▲なんか(意図が分からず)気になった張り紙。
 祖師谷公園近く、Konica FPにて撮影。


2010-07-01 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年06月25日(金)
映画"キングダム・オブ・ヘブン "よいとこ
キングダム・オブ・ヘブン(2005年アメリカ)

リドリースコット監督、オーランド・ブルーム主演、12世紀の
十字軍エルサレム遠征時を舞台に描いた、歴史スペクタクル
ロマンな本作品をCATVにて観賞。
勝手に予想していた(ヒロイックファンタジー的な)内容とは
異なり、かなりストイックなお話でした。
ただ一部の史実を元にし、ドラマチックなストーリー仕立てに
してあるため、堅苦し過ぎず楽しめる作品になっていたかと。


●かいつまんだお話
12世紀末のフランス。妻と子供を同時に失った鍛冶屋の
バリアンは、突如現れた父親と名乗る騎士、ゴッドフリーから、
十字軍に参加してくれと頼まれ、紆余曲折あった後父と一緒に
エルサレムを目指すことに。
父の死後後を引き継いだバリアン統治者ボードゥアン4世のもと
異教徒を迫害しない理想の王国を建設することに力を注ぐの
であったが、王の死後、権力を受け継いだ過激な王の判断に
よりイスラムのサラディンとの戦が始まってしまうのであった。

●よいとこベスト3
1)基本ヨーロッパ十字軍側からの視点ではあるが、当時の
  彼らがイスラムの人々に対してどんな酷いことをしたか、
  を物語の前提にして描いているため、(脚色されていうとは
  いえ)この時代の有り様を知るにはもってこいの内容
  でした。また十字軍に関して改めて調べてみたいという
  気にも。(本当に酷い歴史!)

2)男達のドラマでもあるので、主人公バリアンやその父に
  仕える騎士達、正義を貫こうとするボードゥアン4世、
  そして好敵手でもあるサラディン側とのやりとり等、
  戦ながらの駆け引きを含め、格好良さを感じた。
  正義は己の魂の中に!

3)クライマックスのエルサレム籠城戦が圧巻!
  バリアンが様々な工夫を凝らした城で、大勢のサラディン
  軍を迎え撃ち、ぎりぎり持ちこたえることに成功。
  その戦闘方法が多種多様リアルに表現され通り、
  よくもまぁと感心させられること頻りでした。

DVDで発売されたディレクターズカット版では描かれなかった
設定やら、端折られたお話が多数追加されているとのこと
なので、一度目を通してみたいモノであります。
出来ればブルーレイにて。



▲城壁ならぬ、近所のブロック塀。質感と遠近感が気に入って
 おります。コニカUB-mにて撮影。


2010-06-25 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年06月12日(土)
映画"チェンジリング"よいとこ
チェンジリング(2008年アメリカ)

昨年度第81回アカデミー賞でいくつか候補にあがっていた
クリント・イーストウッド監督によるチェンジリングを
観賞。
真実から脚色されている部分ももちろんあるようだが、
その重苦しくも良く出来た内容に、かなりの感動を覚えました。


●かいつまんだお話
時は1928年アメリカはロサンゼルス。
シングルマザーで働きつつ一人息子をウォルターを育てる
アンジェリーナ・ジョリー演ずる、クリスティン・コリンズ。
休日息子と映画の約束をしていたが、急な仕事が入ったため
会社へと向かうが、帰ってみると息子の姿は無く・・・。
警察へと捜索依頼を出すのだが、5ヶ月後に再開した子供は
全くの別人であったのであった!

●よいとこベスト3
1)とにかく、これからこのお話はどのように展開して行く
  のだろう? という展開で、ぐいぐいとその展開に
  引き込まれていきます。
  根本となる事件を別の視点から捉え、話を広げていった
  素晴らしい脚本に拍手です!

2)とにかく、気迫迫るアンジェリーナ・ジョリーの演技に
  圧倒されました。
  静と動を巧みに使分ける彼女の演技は、この作品によって
  さらに昇華されたのではないかと、大げさにではなく
  感じておる次第です。

3)とにかく、1920〜1930年代のアメリカ西海岸の映像を
  とても違和感なく(といっても当時をこの目で見たわけでは
  ありませんが)収めているところが素晴らしい!
  それだけでも(一部の狭い情報ではありますが)当時の
  雰囲気やら情勢やらが伝わってきて、より映画にのめり
  込める気がしました。

  ※尚、"Chengeling"とはヨーロッパに古くから伝わる、
  可愛い子が生まれると、妖精に醜い子にすり替えられて
  しまう、という伝承だそうです。

最後にこの映画は真実に基づいてではなく、映画作品として
楽しむことをオススメします。
録画してある、イーストウッド監督の次作グラントリノも
早く観ないとね!



▲芦花公園アイバンラーメンのある商店街、丸美ストアー
 アーケードの雰囲気を1枚! S640モノクロモード撮影にて。


2010-06-12 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年06月05日(土)
映画"スラムドッグ$ミリオネア "よいとこ
スラムドッグ$ミリオネア(2008年イギリス)

昨年度のアカデミー賞最多部門受賞したこの映画、ずっと観たい
と思っていたのを、本日観賞するに至った次第。
その感想はというと、勝手に予想していた展開を良い方向に
見事に裏切られ、もの凄く楽しめた作品でありました。

●かいつまんだお話
インドのムンバイで暮らす二人の兄弟、兄のサリームと弟の
ジャマールは貧しいスラム暮らしながらも母と共に健気に
生活していた。
そんなある日、イスラム教徒を迫害する暴徒により母を殺されて
しまった兄弟は生き残るべく、待ち構える様々な困難に対し
懸命に立ち向かっていくのであった。
それから年月が経ち、弟のジャマールはとあるきっかけにより、
(日本でいう)クイズ・ミリオネアにチャレンジルすることに。
だが、勝ち進む彼に対し不正の疑惑がかけられ、警察に
身柄を拘束されてしまうのであった。

●よいとこベスト3
1)とにかくシナリオが素晴らしく良い!
  ジャマールがクイズで正解し続けるのと、彼の過去の
  回想が交差し、話をどんどんと盛り上げていく。
  とにかく今後どの様な展開が待ち受けているのだろう?
  と、ワクワクドキドキさせられつつ画面に釘付けに
  なっておりました。

2)とにかく元気を付けさせてくれる内容!
  もの凄く酷い環境でありながらも、へこたれずに日々を
  生きる子供たち、そしてその行動力に感激感服でした。
  人生何が起こるか誰にも分かりませんが、そんな不安を
  一喝してくれるようなパワーを貰った気がします。

3)とにかく色彩豊か!
  スラムの汚さも含めて、色鮮やかなインドの情景に感動。
  普段なかなか見ることの出来ない、オリエンタルなイメージが
  とても新鮮でありました。
  まぁそこで自分が暮らせるかというと、それはかなり困難
  であるかと思いますが。

しかし(当たり前のことではありますが、)通貨の単位は
ドルではなく、ルピーだったんですね。



▲本日夕暮れ時の空模様。光の加減がステキでありまた♪
 尚、このときは雨がぱらついていたりも。S640にて撮影。


2010-06-05 23:59 | 記事へ | コメント(0) |
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